121の詩

今までは、
1つの世界を皆で共有していると思っていた。
でも違うみたいだ。
それぞれがそれぞれに独自の世界を持ち、
重なってみたり、
離れてみたりしているみたいだ。
2003.10.30

122の詩

東京。
僕は決して憧れて上京したわけではなかった。とにかく自信がなくて、生きることに対する不安や恐怖を常に抱えていた。だからこそ何かを変えなきゃ、といつも思っていた。そして上京した。でも僕は、学校とボロボロのアパートを往復するのがやっとだった。近所の青果店に買い物に行くのがやっとだった。今でも覚えているよ、2・3メートル先のアスファルトしか見えない暗く、辛く、苦しい道を。
皆、華やかな街に憧れ、夢と希望を胸に上京するだろう、君もそうだったね、何ヶ月もしないうちに大きく変わってすごく綺麗になったよ。でも僕は意味も理由もわからず、耐え忍ぶ日々を送っていたんだ。
今になって思うと自分自身の存在に怯えていた。物心ついたときから、ずっと周囲の皆と何かが違うと思っていた。それは当然のことなのだけど、当時は恐怖でしかなかった。僕は僕なりに「皆と同じようになりたい」、とがんばるのだけど、そんなときいつも心は虚しさに支配されていた。
上京してもそのことに変わりはなかった。僕の興味のない話で盛り上がり、毎日が過ぎていく。僕の存在は何だろう?理由もなく耐えるための存在か?生きることにどんな意味があるのだろう?そんな日々をギターが救ってくれた。自己を表現する喜びを知った。そして10年経った今も表現し続けている。
まだまだ自信のない人間だけど、いつの間にか皆を飛び越えた存在さ。僕は東京に未練がある、表現しきれなかった未練がある、都会の雑踏も好きだ。
あなたは新宿の夜の街に消えていったね。だからじゃないけれど、僕は再び都内に立つ日が来る気がする。あれだけ辛く耐え忍んだ日々、だけどそれぞれの場所が僕を誘う。それぞれの場所を心が求める。やらなければならないことがある。やり遂げたいことがある。勝ち負けなんてないのだけど、僕は歓喜をしたいんだ。再び都内のど真ん中に立って大空を見上げ、「僕はここにいる!」と叫びたい、僕自身に存在を証明してあげたいんだ。
2003.10.31

123の詩

この先出逢う、自然よ、街よ、人々よ、
僕の人生を彩っておくれ。
僕は道をつくる、道をつくるんだ。
その道端には花が咲き乱れるのさ、
感動した分だけ花が咲くんだ。
どんなに味気ない道であっても、
僕は花を咲かせてみせるよ。
触れ合った瞬間、
光が射し、色と香りで溢れるんだ。
この先出逢う、自然よ、街よ、人々よ、
僕が彩ってあげるよ。
2003.10.31

124の詩

まだまだ長いなと思っていた区切りの日が終わる。
人生を早送りされているような、この時の流れは残酷だ。
無理に楽しもうとしたから、余計に儚さを感じてしまった。
いつもならあなたの声を聞いて、安心して眠りにつくとこだけど、
今は自分と向かい続けるしかない。
「人は一人では生きていけない」
人は皆、支え合い、手を取り合い生きていくのだろう。
同じ屋根の下で、いつも一緒にいたならば、
時間と空間を共有することはできる。
でも、心の中を誰かと共有することはできない。
いくら気を使ってもらっても、慰めの言葉をかけてもらっても、あなたの心の中は、あなたのものでしかありえない。
「人は一人で生きている」
もし孤独や存在に疑問を感じることがあったとしても、
それが当然だと思う。
無理に群れて、紛らわす必要もない。
自分自身と正面から向き合うことで、
人は力強く一人で生きていることを知る。
2003.11.1

125の詩

僕は気が動転して、あなたを階段から突き落としたんだ。
高まった感情は、姿形を変え、僕を狂わせた。
スローモーションで落ちていく、
僕は見ていなかったけれど。
スローモーションで落ちていく、
まるで遥か遠くの出来事のようだった。
僕は必死だった。
どうしてこんな光景があるの?
僕は必死だった。
目覚めたあなたは震えていたね、
僕を見て震えていたね、
それでも、僕に肩を寄せ泣いていたんだ。
その後は覚えていない。
でも鮮明なんだ。
このときの全てが、今でも鮮明なんだ。
2003.11.1

126の詩

「夜空を見上げてごらん」
無数の星が輝いているだろう?
なかには一際眩しい星もあるし、
今にも消えてなくなってしまいそうな星もある。
そして、光の届かない彼方には、よりたくさんの星がある。
この広大な宇宙に広がる無数の星、
そのうちの一つが、本当の自分だと思ってごらん。
その星を探す旅が人生なんだ。
2003.11.1

127の詩

人々は、やはりどこかで生きることを問いている。
だからこそ、何かと楽しんだりして、
意味を見出そうともがいている。
2003.11.1

128の詩

初めて遠出をして、
ディズニーランドで遊んだ帰りに、
君を泣かせてしまった。
それだけじゃない。
お互いの誕生日、
クリスマス、
バレンタインデー、
1周年記念だとか、
2周年記念だとか、
君は何かとイベント好きで、
いつも無邪気にはしゃいでいたね。
でも、
僕は自分でも理由がわからなかったのだけど、
どうしても気分が乗らなかった。
虚しさ似た感情が訪れて、
そのうちイライラしてくるんだ。
そして君にあたっていた。
君が楽しんでいるときほど、
僕はあたっていた。
それは、
自分で幸せを感じないことに、
無理に幸せを感じようとしていた自分にあたっていた。
君はいつも少し不安そうな顔をして、
楽しい?
って聞いていたね。
僕は心無く、
それとない返事を繰り返していたんだ。
ある日、
私のどこが好きなの?
と聞かれて返答に困ったけれど、
いつも元気な君が好きだった。
曇りのない満面の笑みが好きだった。
だから、
単純に一緒に楽しめれば一番よかった。
周囲の恋人たちのように触れ合えればそれでよかった。
それで君は幸せだった、
だけど、
できなかった。
理由はわからない。
君はいとおしい。
それは今でも変わらない。
でも、
僕は収まれなかった。
表現は間違っているのかもしれないけれど、
僕はそこに収まれなかった。
最後に会ったとき、
君の携帯に貼ってあった写真を見たよ。
素敵な人を見つけたんだね、
一緒に写っていた君の笑顔はとても印象的だった。
あんなに生き生きした君を見てしまうと、
もう何も言えないよ。
僕は僕の幸せを迷わず追う。
みんなとは少し違うんだ、
楽しいと感じること、
嬉しいと感じること、
寂しいと感じること、
虚しいと感じること、
全てが少しずつ違うんだ。
どっちが正しいとか間違っているとかなんてないさ。
皆がそれぞれの幸せに向かって歩む。
君と僕も、
少し違っていただけなんだ。
2003.11.1

129の詩

あなたは、
涙が出るくらい感動できる自分に、
出逢うことはありますか?
2003.11.1

130の詩

街の景色が少しずつ変わっていく、
僕の心の中なんてどんどん変わっていく。
なんだかよくわからないけれど、
生きてるって凄いこと?
面白いこと?素晴らしいこと?
そう、とっても素晴らしいことなんだ。
2003.11.1

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